ブランシエラ札幌円山
物件概要
住所:北海道札幌市中央区北6条西25丁目2-1
| 物件名 | ブランシエラ札幌円山 |
|---|---|
| 用途 | 分譲マンション |
| 構造種別 | RC |
| 階数 | 地上15階建 |
| 延床面積 | 3128.58㎡ |
| 竣工年 | 2023年1月 |
| TSUYOKU適合番号 | T00024 |
| 認定耐震建築家 | 田中 真一 |
住所:北海道札幌市中央区北6条西25丁目2-1
| 物件名 | ブランシエラ札幌円山 |
|---|---|
| 用途 | 分譲マンション |
| 構造種別 | RC |
| 階数 | 地上15階建 |
| 延床面積 | 3128.58㎡ |
| 竣工年 | 2023年1月 |
| TSUYOKU適合番号 | T00024 |
| 認定耐震建築家 | 田中 真一 |
耐震建築家よりコメント
耐震建築家の視点から、「ブランシエラ札幌円山」の構造設計における強みと、複雑な架構を安全に成立させている技術力について解説いたします。
1. 砂礫層を確実にとらえる強固な足元(基礎構造) 本物件は、X方向21.6m、Y方向13.85mという広がりを持つ建物です。建物を足元で支える基礎構造には、地下約5mの位置にある強固な「砂礫層」を支持層として見極め、約2.5mの柱状改良(深層混合処理工法)を行うことで支持層へ確実に到達させています。この地盤改良により500kNもの高い支持力を確保し、その上に「ベタ基礎」を構築することで建物を強固に支えています。 また、ベタ基礎から伝わる大きな地反力(地震時などに地面から受ける強い反発力)を受け止める「基礎梁」は、柱よりも幅を大きく設計することで、基礎全体に十分な強度と剛性を持たせる頑強な計画としています。
2. 複雑な架構を成立させるハイブリッドな構造と変形制御 上部構造は、建物の方向によって異なる特性を持たせたハイブリッド構造です。X方向は柱と梁で空間を構成する「純ラーメン構造」とし、Y方向は2スパン中の1スパンに耐震壁を配置した「耐力壁付きラーメン構造(曲げ壁形式)」を採用することで、建物全体に必要な強度と粘り強さをバランス良く持たせています。 大地震時の層間変形角(建物のしなり具合)も1/75以下に厳格に抑え込み、高い耐震性を確保しています。
3. 過密な配筋を避け、確実な施工品質を担保する工夫 図面上の安全性を実際の現場で確実に発揮させるため、コンクリート内部の鉄筋の納まりにも細心の注意を払っています。地震時に大きな負荷がかかる柱や梁のせん断補強筋には「高強度フープ(高強度鉄筋)」を使用し、梁の主筋の端部には、従来のように鉄筋を折り曲げる代わりに「定着板」を採用しています。 これにより、複雑な架構の要となる接合部などにおいて過度な鉄筋の密集を避け、コンクリートの流動性を確保して隅々まで密実に充填されるよう工夫がなされています。
4. 高い基準をクリアする耐久性と、日々の住空間の快適性 地震に対する強さだけでなく、自然災害への備えや建物の長寿命化も本物件の大きな特徴です。住宅性能評価における「耐風等級2」「耐雪等級2」、さらに建物の劣化対策として最高等級である「劣化対策等級3」の品質を担保する設計となっています。 また、日々の暮らしの快適性を守るため、各階居室の構造スラブ(床のコンクリート)には厚さ20cm(200mm)以上を採用し、高い遮音性を確保しています。強靭な構造による安全性と、居住者の快適性を高い次元で両立した分譲マンションと言えます。