独自のクライテリア

独自のクライテリア(性能目標)

TSUYOKUは、耐震基準を上回る「大破しない家」を目標とし、同時に高耐震化に必要なケーススタディ解析と工事費積算を繰り返し、耐震性とコスト両面から最適設計を行います。
さらに超高層ビルの解析で求められる「応答変位」を算出し建物の損傷レベルを見える化する事で被災後も住み続けられる家を目指します。

「大破しない家」を目指した新基準

建築基準法の耐震基準とTSUYOKUの基準

耐震基準は命を守る最低限の基準(倒壊防止)であり、震度6強程度で住み続けられる性能を維持する法律とはなっていません。
建物は壊れる前提で建てられているのです。
TSUYOKUは耐震基準を上回る「大破しない家」を目標とする独自の基準に基づき設計しています。

超高層ビルの解析で求められる「応答層間変形角」による独自のクライテリア

耐震基準とTSUYOKUの性能イメージ

建物の変形を小さく抑えることは、激しい揺れによる壁面や扉などの損傷や破損を抑え、被災後の補修は軽微になり住み続けられることに直結しますし、家具転倒などの被害を小さくすることにもつながります。
TSUYOKUは、「応答層間変形角」の大きさを合格基準に定めました。
この「応答層間変形角」は一般的な住宅では算出することは無く、超高層ビル等高度な技術を必要とする建物で求められる項目です。
また、「応答層間変形角」を算出することで、今までされていなかった損傷レベルを見える化することができます。

層間変形角図解

長期優良住宅と同等の基準

長期優良住宅とは、国が定めた基準に基づき「将来にわたり長く住み続けられる家」と認定された住宅のことです。
意匠・構造・設備のすべてに認定基準があり、耐震性についても建築基準法より厳しい条件が課せられているため、着工までに時間がかかる上、建築コストもアップします。
[TSUYOKU]は煩雑な認定手続きなしで長期優良住宅と同等以上の耐震性を確保。構造躯体の最適化により過剰なコストを抑えます。

*長期優良住宅
「長期優良住宅認定制度」に基づき、耐震性・省エネルギー性・居住環境・住戸面積・維持保全計画・維持管理・更新の容易性・劣化対策などの条件を満たすことで認定されます。税の特例措置や住宅ローンの金利優遇などのメリットがある一方、認定に伴う費用や時間、建築コストや将来のメンテナンスなどの負担があります。

TSUYOKU 長期優良住宅 建築基準法の耐震基準
耐震性
現場品質
躯体コスト
申請時間
適用範囲 全ての用途 住宅のみ 全ての用途

超高層ビルの耐震設計をもっと身近に

応答解析イメージ

[TSUYOKU]は、過去5,000件以上の設計実績データや構造躯体最適化パターンを集約。
倉庫や一般住宅などの低層建築からマンションなどの高層建築に対応した高耐震・低コストの構造設計をご提案できるのが強みです。
さらに今後は、超高層ビルの耐震性を解析する「地震応答解析」の手法を取り入れていく予定。
より高度な地震対策が求められる超高層ビルの耐震設計を、一般住宅にも応用していく方針です。